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海外証券Futuroex(FT)の運営者について

日本の金融庁の許可を得ずに運営していた海外証券(FXブローカー)Futuroexの運営者についての記事です。

Futuroexはパナマ共和国の金融ライセンスを保有したFXブローカーとして集客をしていましたが、実態は東京に拠点のある日本企業運営のブローカーでした。

Futuroexはミクウガジャパン株式会社と提携しております。

日本企業と密接な関係にあり、日本人のみにサービスを提供しているブローカーです。

※2021年で営業を終了しています

Futuroexの資金管理団体について

Futuroexは日本の銀行口座を証拠金の入金先として指定しています。

収納代行業者名:株式会社ザイオン
金融機関名:ゆうちょ銀行
支店名:〇一八支店
口座番号:9143899

海外証券の収納代行会社は、海外証券の子会社など運営に深く関与しているケースが多く、全く関係のない第三者が収納代行業務をすることは稀です。

株式会社ザイオンについての詳細は不明ですが、海外証券の入金先として口座を提供している以上、Futuroexの運営と関りがあるのは明らかです。

Futuroexの日本での活動について

Futoroexは開業当初からコピートレードを主軸としてサービスの提供をしていました。

コピートレードとは、簡単に言えば投資信託です。

証券会社の口座に入金をすると、証券会社のトレーダーの口座に紐づけされ、トレード内容が顧客の口座に反映されます。

Futuroexでは日本人のトレーダーを雇い、資産運用をさせていました。

運用者:奥橋勇斗 Yuto Okuhashi
履歴:慶応義塾大学卒、野村證券

Twitterではダルマ、レーヴェ、バーニングマンなど名前を変えて活動しているようです。

Futuroexの現在

Futuroexは2021年に突然サービスを終了しました。

主軸としていたコピートレードで強制ロスカットが発生し、顧客の資産がほぼゼロになってしまったからです。

システムトラブルと説明を受けましたが、何の補償も無いまま営業を終了しました。

証券会社の説明によるとシステムに問題は無かったようです。

運用に失敗し巨額の損失を出してしまった、という説が濃厚です。

コピートレードの実績を作り、顧客を集めるという営業方法が失敗してしまったため、逃げるように会社を閉鎖しました。

AssasinFXのように顧客の資産をわざとロスカットさせる行為は確認されておりません。

GEMFOREXのような会社資金枯渇による出金拒否もありませんでした。

しかし、営業終了時に出金を促すような連絡はなかったため、ごく少額ではありますが私の日本円も返金がないまま現在に至ります。

Futuroexの違法性について

証券会社は日本人を勧誘する際、日本の金融庁のライセンスが必要です。

Futuroexはパナマ共和国のライセンスを所持していますが、日本の金融庁のライセンスは所持していません。

つまり、日本国内では違法業者ということになります。

Futuroexを運営していた法人はもちろんのこと、違法と知りつつ加担した協力会社や社員も罪を問われる可能性があります。